最近の散歩　（室蘭飛行場跡地を歩いてみよう　前編）

またもやマニアックなタイトルですが（汗
今から68年前、現在の八丁平に飛行場があったことは知っている方も多いと思います。
↑の写真は、私の大好きな（笑）「室蘭の記憶」に載っていた当時（68年前）の飛行場写真。
こちらにも飛行場の画像があります→室蘭市における戦災の状況

＊本日の「便り」はおそろしく長いので（－－；）興味のない方はスルーしてくださいませm(_ _)m

さて、あとで読み返す時のために室蘭市における戦災の状況からざっくりと引用しておきます

室蘭飛行場（八丁平飛行場)
昭和10（1935）年、八丁平（現高平町）の市有地に延長300M、幅11.5Mの滑走路を造成していたが、地ならしのままであった。昭和18（1943）年に入ると陸軍は室蘭防衛のため、拡張工事を始めた。軍人だけでは労力不足のため、小学校高等科生、中学生、女学生、市民の勤労奉仕が頼りであった。滑走路は長さ550M、幅20Mに拡張。スコップ、ツルハシ、モッコなどでの造成は大変な苦労であり、特に、町内会は毎日、男女を問わず、強制的に割り当てられ、食糧難の中、空腹に耐えての土木作業はきついものであった。終戦時には「九七式戦闘機」が3機（うち2機は故障）、軍用トラック約100台、航空ガソリンドラム缶が残存していた。7月14日、15日の空襲、艦砲射撃には一機も飛びたっていない

私の母校である商業高校のテニスコート近くにも防空壕があったのを記憶していますが
更に近くには、現在も測距義の掩体跡が残っているので八丁平には軍事施設が多かったのかもしれませんね。

しかし、室蘭防衛のためとは言え、食糧難の中、子供から大人まで土木作業に従事
それなのに、この飛行場から一機も飛ぶことがなかっただなんて・・・まさに幻の飛行場ですよね。。

さて、少し調べてみた所、飛行場のなごりは昭和40年代後半まで残っていたようです
と言うことで↑は、1970年の航空写真。真ん中辺りに見えるのは、現在もその場所にある中央自動車学校です。
なんとなく滑走路っぽいですよね～

参考ブログ　八丁平の戦跡　Blog Dahhan’s
　　　　　　　室蘭(八丁平)飛行場跡地　空港探索・２

そして現在の地図に合わせてみたのがこちら
どうやら飛行場は八丁平4丁目付近から始まり南公園辺りまでのようです。

と言うことで、じゃーん！八丁平4丁目にやってきました！（笑
どこなのか、さっぱりわからないですよね～。私もわかりませんヾ(ｰｰ )ｫｨ
写ってはいませんが、この画像の右側には八丁平会館があります

降り返ってパチリ。八丁平4丁目の入り口付近です。
頭に浮かべてもらうとわかると思いますが、中島町から八丁平まで上がってくる途中
天神トンネルを通り抜け500mくらい行った左側に八丁平4丁目へと続く道があるんですよね
トンネル辺りから見ると結構な高低差があるので、飛行場の始まりはこの辺と言って間違いないかもしれません。